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普段、みなさんが旅行・出張・帰省などで乗る飛行機。安全に快適に目的地へお客さんを運ぶために、多くの人が業務に携わっています。航空会社ではパイロット、客室乗務員、整備士・・・、その他にも、手荷物を預かり貨物室に乗せ取り出す人、機内食や飲み物を準備する人や搭載する人、パイロットと無線交信を行う管制塔のスタッフ、いろんな人がいる。その中から特に整備士の観点からお客さんではなかなか知りえない情報を提供したいと思います。
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これでATA Chapter最後になります。
70-80章はエンジン。

初回のブログにも書いたが70-80章の構成は以下の通り。
http://aircraftmaint.iku4.com/Date/20140704/

ATA 70 STANDARD PRACTICES - ENGINE
ATA 71 POWER PLANT
ATA 72 ENGINE
ATA 73 ENGINE FUEL AND CONTROL
ATA 74 IGNITION
ATA 75 BLEED AIR
ATA 76 ENGINE CONTROLS
ATA 77 ENGINE INDICATING
ATA 78 EXHAUST
ATA 79 OIL
ATA 80 STARTING

1つ1つ解説していくとかなりディープな部分に入るので
今回はざっとエンジンの概要を説明していく。
大型機で多く使用されるタービンエンジンについて。
 

エンジンは排出ガスを後方に高速で噴出し
その反作用を利用することで推進力を得ている。

ただ、エンジンの目的は推進力を得るだけではない。
エンジンには発電機があり機体の電力を確保している。
http://aircraftmaint.iku4.com/Date/20140724/

また油圧ポンプもあり機体へ油圧も供給している。
http://aircraftmaint.iku4.com/Date/20140810/

そして空港に着陸し制動用のブレーキとしても使われる。
これは逆噴射装置(スラストリバーサー)と呼ばれる。
 

エンジンのリバースカウルと呼ばれる外のパネルがスライドし
上の写真のように隙間から空気を排出することによって
空気を使ったブレーキをかけることができる。

雨の日に路面が濡れてタイヤブレーキがかかりにくい状態でも
スラストリバーサーであれば安心して減速できる。

YouTubeに参考になる動画があったのでご紹介する。
Airbus A380 FULL thrust reverse on a wet runway @ Ams Schiphol


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しばらく更新をサボってしまい申し訳ないです。
今回は56章の窓です。

飛行機では、主にコックピット、客室、ドアに窓があり、
機体内外の差圧に耐えられる強い設計となっている。

特にコックピット前面のウインドシールド(Windshield)は
鳥が衝突しても突き破れない構造となっており
ガラスなどを重ねた5枚程度の積層である。


さらにその外側にサイドウインドウ(Side Window)があり
機種によって左右それぞれ1枚か2枚装備されている。
写真のようにSide Windowが開く機種もある。(エアバスA380)


メリットとしては整備ではWindshieldが汚れたときに
整備士が拭き上げることができる点。
それができない機種は外部からリフトカーなどを使って
拭くことになってしまう。

また緊急時の乗員の脱出窓としても使われる。

客室窓はアクリル樹脂のパネルで構成されている。
写真のボーイングB787の窓は従来型のシェードはなく
スイッチによって窓の輝度を変えられる設計。


ちょっと暗くして写真を撮るとこんなに幻想的に。。。


最後にドアについている窓はあまり気づくことがないが
緊急時の非常脱出の際に客室乗務員が外で火災が起こってないかなどを
確認するために使われる大切なもの。


普段の運航でも出発前のドアクローズ時や到着後のドアオープン時に
客室乗務員と外のドア操作者とのコミュニケーションとしても使われる。


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52章はドア。

通常飛行機に乗る際に通る乗降用ドア(機体左側)は
Passenger Entry Doorと呼ばれる。


それに対して機体右側のドアは機内食や飲料の搬入出、
機内で出たごみの搬出などをすることから
サービスドア(Service Door)と呼ばれる。


飛行機が上空を飛ぶ際、機内の圧力により
ドアには機内から機外に大きな力が働くが
ドアの外枠に内側から押し付けることによって
機内外の差圧を受け持つプラグタイプがほとんど。

客室のドアとしてはこれら2種類の他にも
翼上のや後方に脱出口を持つ機種もある。
(Overwing Emergency Exit、Rear Stair)




また貨物の搬入出ではカーゴドアが使用される。
大型機ではコンテナが入る大きなタイプであるが


リージョナルジェットなどの小型機では
バラ積み用の小さなタイプのドアが使われる。


大型機にもバラ積み用もある。
一般にバルクカーゴと呼ばれる。

この写真はアイルランドのダブリン空港の
ラウンジに飾ってあった写真を撮ったもの。
いろんなタイプのドアがあるもんだ。


その他にもAPU関連の作業時にはAPU Doorを開ける。
(APU本体や関連部品の交換、給油など・・・)


また客室の下には電子機器室がありそのためのDoorもあるが
B777には実は客室からアクセスするためのDoorもある。


中は各種コンピュータや配線ケーブルなどがあり
整備士が必要に応じて点検などを実施する。

  


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某航空会社で整備士をやってます。
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