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6章は胴体や翼などの長さ(Dimension)や
基準点からの距離を示すStation Numberが掲載される。
Station Numberは機体のある部分を数値で示すため
胴体(Fuselage)、翼(Wing)、尾翼(Stabilizer)、エンジンなどに
基準点からの距離(インチやミリ)を示す番号が打たれる。
以下、Fuselage Stationの例。
ゼロ点の位置は製造時のジグの位置が多いと言われている。
Stationの使用法としては、
例えばある部分のリベットが欠損した場合、
Fuselage Station xx番 6時方向(胴体最下部) Rivet Missing
などと記録を残して申し送っていれば
次のシフトの担当者が修理してくれるようなイメージ。
その他に6章では機体をいくつかのZoneに分け
機体の位置を番号によって識別する。
Zoneの区分けは以下の通りで
100番台は前方から110番、120番と割り当てられ
さらに110番台の中で111、112・・・と識別される。
100 Lower Half of Fuselage
200 Upper Half of Fuselage
300 Empennage (Tail)
400 Powerplants and Nacelle Struts
500 Left Wing
600 Right Wing
700 Landing Gear and Landing Gear Doors
800 Passenger and Cargo Compartment Doors
飛行機には写真のようなAccess Panelが
いろんなところに存在するのだが
それぞれにZoneをもとにした識別番号が振ってある。
厳密に言うとZone番号+アルファベットの組合せ。
Left Wing UpperにPanelがありそこは、Zone 521のAだと
UpperだとTとなり521ATという識別番号となる。
LowerだとB、StabilizerのLeftだと321AL、RightはAR、
内側のPanelだと321AZなどとなる。
521 AT Panel A in Zone 521 Top (of the wing)
521 CB Panel C in Zone 521 Bottom (of the wing)
321 AL Panel A in Zone 321 Left side (vertical stabilizer)
321 AZ Panel Z in Zone 321 Interior (vertical stabilizer)
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