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普段、みなさんが旅行・出張・帰省などで乗る飛行機。安全に快適に目的地へお客さんを運ぶために、多くの人が業務に携わっています。航空会社ではパイロット、客室乗務員、整備士・・・、その他にも、手荷物を預かり貨物室に乗せ取り出す人、機内食や飲み物を準備する人や搭載する人、パイロットと無線交信を行う管制塔のスタッフ、いろんな人がいる。その中から特に整備士の観点からお客さんではなかなか知りえない情報を提供したいと思います。
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ATA28章は燃料系統。

そもそも燃料タンクはどこについているのでしょう。
大部分は主翼内にあり、機種によっては
水平尾翼(Horizontal Stabilizer)に装備していたりもする。


尾翼タンクの目的は、航続距離を延ばすのはもちろん、
主翼と尾翼タンクの燃料移送を行うことによって
気流に対して最適な機体姿勢になるようにして
燃料消費を効率的に行っている。

給油(Refuel)はみなさんも空港でよく見かけると思いますが
給油口にトラックからホースをつないで行っている。


システムに不具合があった時のために
主翼の上部から重力給油(Gravity Refuel)できる機種もある。


燃料タンク内部は金属の上にプライマーという
黄緑色っぽい表面処理が施されている。(写真↓)
またボルトやナットなどの金属がむき出しになる部分は
シーラントにより完全にカバーされているのがわかる。


この写真↑はカンタス航空A380が飛行中エンジン事故を起こした際に
飛散したエンジンタービンの一部が主翼を突き抜けた部分。
この事故で人身災害がなかったことは奇跡的だと言われている。



では燃料タンクはどのくらいの容量があるのか?
A380だと31万リットル、ドラム缶1500本分以上だとか。
↓写真は米連邦航空局(FAA/Federal Aviation Administration)の記事だが
大型機だと余裕で人が入って立てるくらい。


燃料タンクにはポンプが装備されており
配管を通してエンジンに供給されていくことになる。


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