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普段、みなさんが旅行・出張・帰省などで乗る飛行機。安全に快適に目的地へお客さんを運ぶために、多くの人が業務に携わっています。航空会社ではパイロット、客室乗務員、整備士・・・、その他にも、手荷物を預かり貨物室に乗せ取り出す人、機内食や飲み物を準備する人や搭載する人、パイロットと無線交信を行う管制塔のスタッフ、いろんな人がいる。その中から特に整備士の観点からお客さんではなかなか知りえない情報を提供したいと思います。
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32章は脚(Landing Gear)。

大きく分けると以下の3つで構成される。
・前脚(NLG: Nose Landing Gear)
・主脚(MLG: Main Landing Gear)
・テールスキッド(Tail Skid)

Tail Skidは離陸時に引き起こしすぎた場合
機体後方の構造部を損傷させないようにするために
装備されている緩衝材(Damper)である。
 

写真はB777のMLGで3m以上はある。


Landing Gearは着陸時の衝撃に耐えられるよう
材質は高張力鋼でピストンとシリンダのような構造をしており
中にオイルと窒素ガスが封入されている。

これによりスムーズな着陸を可能にしている。

その他にもLanding Gearには様々な機能がある。

地上では機体重量を支えるため外にむき出しになっているが
上空では飛行中の空気抵抗を減らすため胴体に格納されている。
 ご存知の通り、離陸直後に格納され着陸直前に展開される。
 
MLGは内側に、NLGは気流に逆らって前側に格納される。
その動力源はハイドロ(Hydraulic Power)である。
操作はCockpitにあるGear Leverにより行われる。
(間違いが起こらないよう先端がタイヤの形)


仮にそのシステムに不具合があって展開されない場合は
別の方法でロックを外し自重でLanding Gearが展開されるが
その際NLGは気流に押されて確実に展開されることになる。

Landing Gearにはブレーキ(Brake)もついており機体の制動も行う。
写真はタイヤ(Tire)を外してブレーキがむき出しになっているところ。

この動力源もハイドロが多いが、B787では電気となっている。

ブレーキは車と同じで通常のペダルによるブレーキ(Normal Brake)と
駐機中に使用するParking Brakeとがある。

最後にステアリング(Steering)について。
基本的に9章で説明した自走(Taxiing)時の方向転換に使用される。
操作は写真のSteering Handle (Tiller)で行う。
(車で言えばハンドル操作に当たる)

Steeringもハイドロが主流である。

その他にも細かな機能はあるが別途説明したい。


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