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31章は表示(Indicating)と記録(Recording)。
IndicatingはCockpitの計器類や画面、
またはそれらに関わるスイッチなどが該当する。
例えば、Pilotの頭上に配置され、エアコン、電気、
ハイドロなど各システムの操作に使うOverhead Panel。
また機体の姿勢や速度、外気の状況やナビゲーション、
各システムの状況などを示す表示画面やその操作パネル。
システムに不具合があった際、乗員にそれを通知し
必要により操作を促すWarning/Cautionについても31章になる。
警告(Warning)は赤で、注意(Caution)は橙で示され、
異常がない場合は緑や青や白で示されることが多い。
このような表示画面の呼び名はBoeingとAirbusで異なる。
Boeing - EICAS (Engine Indicating and Crew Alerting System)
Airbus - ECAM (Electronic Centralised Aircraft Monitor)
Recordingは主に飛行データ記録装置(FDR: Flight Data Recorder)を言う。
ブラックボックスと呼ばれるがオレンジの箱である。
航空事故の際に機体の解析に使用されるため、
1000度以上の温度に30分とか、強い衝撃(1000G)とか、
海水や燃料の中に何時間浸されても耐えられる構造である
などクリアするべき厳しい要求がある。
FDRにはバッテリーが内蔵されており
機体電源を喪失しても一定時間記録できるようになっている。
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