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22章は自動操縦(Auto Flight)。
オートパイロット(Autopilot)とも呼び
略してオーパイと呼んでいる。
読んで字のごとく、機体を人の手によってではなく、
機械装置により自動に操縦すること。
目的は乗員の負担軽減と確実な操縦。
現代の航空機の操縦システムの上では、
空港から出発して次の空港に向かうまでの
巡航・アプローチ・着陸など、
出発から到着までほとんどの段階で、
自動操縦システムが用意されている。
ただし、離陸だけは現在でも手動で行っている。
コックピットにおいてフライトコントロールパネル
(Flight Control Panel↓)で希望の方向や高度などを設定すれば
あとは設定値と現在の値がゼロに近づくように機体が動く。
またオートスロットル(Autothrottle)との連動によって
エンジンの推力調整が可能となり、速度も設定できる。
近年ではシステムも高度化して
飛行管理装置(Flight Management System/FMS:34章)で
入力された飛行計画に従った方角・高度の飛行が可能。
では具体的にどうやってコントロールしているのか?
以下、オーパイによってラダー(Rudder)が動くまでの
シグナルの流れを示す。他の舵面も同じ原理。
パイロットの設定値(Pilot Commands)と
センサー(Sensors)で検出したラダーの現在値を比較。
これらをコンピューター(Autopilot Processor)で
最適になるようにサーボ(Servo)を作動させることで
ラダーをコントロールする。
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