忍者ブログ
普段、みなさんが旅行・出張・帰省などで乗る飛行機。安全に快適に目的地へお客さんを運ぶために、多くの人が業務に携わっています。航空会社ではパイロット、客室乗務員、整備士・・・、その他にも、手荷物を預かり貨物室に乗せ取り出す人、機内食や飲み物を準備する人や搭載する人、パイロットと無線交信を行う管制塔のスタッフ、いろんな人がいる。その中から特に整備士の観点からお客さんではなかなか知りえない情報を提供したいと思います。
Admin  +   Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



MarkingやPlacardは機体の塗装や表示。
主に3つの目的で使用される。

①乗員・乗客・整備士などへの安全情報
②整備のための情報(Wing上の"DO NOT STEP"など)
③その他、法律などで義務付けられているもの

Placardはみなさんも機内でよく見かける
"NO SMOKING"や"RETURN TO SEAT"などの表示。


*Aero Decalsより

Placardにもいろいろなルールがあるようで
緊急時に使用するためのPlacard(例:Life Vestなど)には
英語表記とその国の言語(日本だったら日本語)で書くそうだ。

いざ、というときに英語だと理解できない人がいるから。

次に、Markingについて。

航空会社のロゴや機体記号などを含む機体塗装や
その他整備目的でもいろんなところに施されている。

ここで機体記号について触れておく。
日本の航空法では航空の用に供するためには登録が必要で
(航空機登録証明書が交付される国籍記号と登録記号が付与される)

この国籍記号と登録記号を合わせたものが機体記号である。
日本ではJAxxxxとJA(=日本国籍)+4桁の英数字で示され

主翼では右最上面・左最下面、
胴体では・・・水平尾翼(水平安定板)の前縁の直前、

などと表示位置も決められている。

この機体はA6-xxxと機体記号が記載されている。
Wikiで調べてみるとアラブ首長国連邦国籍であることがわかる。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E4%BD%93%E8%A8%98%E5%8F%B7




▲航空整備士になりたいあなたに▲

拍手[1回]

PR
Comment
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
Aircraft Maintenance
性別:
非公開
自己紹介:
某航空会社で整備士をやってます。
フリーエリア
P R
material by bee  /  web*citron
忍者ブログ [PR]